患者は待つのも仕事なり
「富士山くっきり、冬の空気だね~」
ママ吉とふたり 駅ビルの外階段
・・・無理心中に間違われる??
『一富士🗻、二鷹🦅、三茄子🍆』
縁起のいい、初夢にあやかって
今日、そして来週の検査結果が良いものであってホシイ
*
病院行きのバスが来るまであと20分
ここでまさかのママ吉『歩いちゃおうか』宣言
しかし
駅の大きなロータリーを出る前に、もう『疲れた』発言
・・・早々に、先が思いやられるぜ
マンションの植え込みの低い塀
バス停のベンチ
腰掛けられるところを探し探し
フツ―徒歩10分の道のりを、15分で到着という
意外にいいペースで病院へ
しかし、この”歩く”判断が正しかった
*
核医学検査待合室は、鉄の扉に囲まれたちょっと異質な空間
核実験室みたいなところにフクロウのレリーフがさり気なく飾られている
フクロウ=不苦労🦉
縁起にあやかりたいものだ
ママ吉の予約時間は10:15
30分前からスタンばっていたが、その間誰も呼ばれないフシギ
10:15
扉があき、白衣を来た人が手元のボードに視線を落とす
そして、被験者・・いや患者4,5名のフルネームが呼ばれた
一斉に検査薬を注射するシステムらしい
『12:40』
骨シンチ検査開始の時間が書きこまれた受付票を手に戻ってきた
1番目に呼ばれたヒトは12:30
ママ吉は2番目✌️
*
A4ペライチの骨シンチ検査のしおりには
・検査所要時間 3-5時間
・食事・水分制限なし
・検査前には排尿すること
とあった
もし、時間が3,4時間空くなら電車に乗り
”ハンモックでお昼寝できるカフェ”へ行こうかと思った
12:40まであと、2時間20分
移動時間、昼食時間を考慮すると・・・
おちおち昼寝できぬ(´-ω-`)
ビミョーなので、却下
病院のアトリウムラウンジで待つことに決定
*
持参の特大梅おにぎり
「おにぎりは、やっぱ梅だな」
蒸れた海苔の懐かしい香り
梅干の爽やかな香り
クエン酸効果なのか、疲れが癒される(๓´˘`๓)♡
お昼には早いからか、いつもは満杯のテーブル席でも空きが目立つ
テレビ電話で仕事の打ち合わせをするヒト
おもむろにタップダンスをはじめるヒト
・・・ここ病院だよね?!!(˚༏˚๑)
患者家族なのかな
いろんなことして、時間をつぶしとる
いかにウマく時間をつぶすか
それも、患者&家族のシゴトの1つのようだ
ママ吉は、カバンを枕に突っ伏し、お昼寝タイムスタート
ぴょこは、目の前にモデルをGETでお絵かきタイムスタート
ママ吉昼寝 byぴょこ
*
12:20
ご指示どおり排尿をすませ、核医学検査待合室へ
ほほう?
1つだけ、カーテン付のリクライニングチェアがある
・・・でも、1つだけって・・・使いにくい💦
待ち時間が長い検査だし、もっと増やしてくれたら仮眠できるのに
12:40
時間通り、検査開始
13:10
検査終了
ママ吉によると、金具がなければ検査服に着替える必要がないそうだ
トータル検査所要時間 3時間
最短検査時間で済んだ
長い検査と覚悟していたが、むしろ通常外来より疲労感はなかった
・時間通り呼ばれる
・待合室は混んでない
早めの受付番号をゲットできて、ズレ込まなかったのが良かったかも
*
バス待ちの病院ロータリー
もう、半年近く月イチ以上の頻度でここの空を眺めてる
空の色、空気のにおい、植え込みや飛ぶ鳥の種類から感じる季節の移ろい
全くもって楽しい場所ではないけれど
でもこうやって、それなりに元気に外来に来られることは今では幸せ
ママ吉が再発なく元気なときより
今のほうがちいさな幸せを感じ取れるようになった
寄り添って歩けること
暖かい手を握れること
変わらぬ声で名前を呼ばれること。。。etc
この小さな幸せたちは、末永くキープさせてもらいたいものだ