❤乳がん4ママ+膵がん3パパとのつれづれ日記❤

~乳がん骨肺肝転移の母と膵がん治療不可父とヨガ好きアラフォーぴょこ~2019年1月より両親ともがんに・・・

親鳥

わたしゃ、ひよこなんだが

 

ぴょこは、ひよこ🐤が家族内でのお印となっとる

ひよこ🐣

つまり、ニワトリ🐔のコドモ

 

ぴょこは、ここ10年弱、晩ごはんの担当🍴

昨年からは、朝・昼の献立も考えている

この1月、父ことパピィが膵がん告知から自宅療養となり

親ことニワトリ2羽ががんペアレンツになってからは

朝・昼もある程度仕込んでから出勤するようになった

 

ニワトリ二親は病によりひよこに戻り

ひよこは、おさんどん専任の繰り上げ親鳥となった

           

シゴトが終わると

電車にゆられ

つかの間の居眠りタイム ( ˘ω˘ )zzZ

大体、1~2駅前で自然に目が覚める👀

駅前のスーパーで手早く買い物をすませると

足早にへ 

 

夕飯支度には勢いが大事だ

コート、カバンを放り投げ、台所へ直行

だが、そんな日ばかりではなく・・・

なんとなく、だるくて座っていると

ひょこひょこ、年老いたひよこ1がやってきて

上目づかいでこう言う

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ひよこ1 ママ吉

 食卓にはすでに、銘々のお盆とお箸がセッティングされ

ポットにはお湯がたっぷり沸いている

食べる準備は万端なのだ

 

膵がん発覚以降、パピィはお粥を好むようになった

以前は”あんまり食欲ないから要らない”ということもあったのだが

今は逆に食べたいものが明確にひらめくらしい

お粥の味付けの確認をしに部屋へ行ったのだが

ひよこ2は、ベッドでくつろぎながらこうのたまった

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ひよこ2 パピィ

「夕食の献立に1㎜もかすってないじゃんか」

「それ、おやつやんけ」

のど元まで出かかった

いや、たぶん声に出たかもしれぬ

でも

でも

じきに食べられなくなるかも

かわいそうだ(。>_<。)

まぁ、そんなに手間がかかるもんでないし

希望どおり出した

笑顔で、ぺろっと食べた

 

ひよこ1も、ひよこ2

がんが発覚してから

食べることがとても楽しみのようだ

 

ひよこ1は、夜寝かしつけるとき、ほぼほぼこう聞いてくる

「今、何食べたいと思ってると思う?」

答えは、昔のシンプルラーメン・すしが多い

他に、今日TVでやってたアレがおいしそうだった

このごろ、アレ食べてないから食べたいetc.

思わず笑っちゃうほど、ネタは尽きぬのだ

 

ひよこ2

”親鳥ぴょこ=食べたいものリクエストに応えてくれるヒト”

と認識しているようだ

顔を見るたびにひらめくらしく

退院直後は、某国の将軍のお付きの方よろしく真剣にメモをとっていたのだが

今は脳にインプットするにとどめている

ってか、もっと為になるコトをひらめいてほしい

 

そういえば

同居していたひよこ2の父も、そうだった

 

寝ているベッドの横にメモ書きを発見

ママ吉と二人でのぞきこむ

なんかのリストらしく・・・

震えた筆跡をたどって読み上げた

 

「コロシケ(コロッケ)、コシぺパンコッペパン、トンカツ・・・」

 

食べたいものリストだった

 

歳をとると、食べることが楽しみなんだな(*゚д゚*)💡

祖父は、80過ぎて大腸がんの手術をした

がんがなんだが理解できず

そのお陰で恐怖も絶望もなく

ある意味、自然体で過ごした

朝食の卵粥を食べ、ジブンでベッドで横になり

背中がちょいと痛いと、ムスコにさすってもらっている間にお迎えが来た

享年85歳👼

 

まだ、うら若き学生だったぴょこに、目の前で起こった死は衝撃的だったが

今思うと、こりゃ理想的な死じゃないか

          ✿

うちのひよこたちも、そんなカンジであって欲しい

サイゴの、その時の近くまで

食べたいものを美味しく食べ

自然体でいれたらいいな

 

そんな願いを込めて、未婚の親鳥はせっせとエサを運ぶ

🐥🐥🍣🐔