❤乳がん4ママ+膵がん3パパとのつれづれ日記❤

~乳がん骨肺肝転移の母と膵がん治療不可父とヨガ好きアラフォーぴょこ~2019年1月より両親ともがんに・・・

【膵がん】余命1か月

ついに余命宣告が・・・(涙)

 

深夜・早朝

そして、シゴト中の家族からの電話ほどゾワゾワするものはない

 

昼すぎ、職場にママ吉から電話あり

「職場の電話占領しちゃ悪いから、ぴょこちゃんかけ直して」

急いでいる風だった

 

危篤かも

 

メモ紙を片手にトイレに駆け込んだ

 

不幸中の幸いといえばいいのか

とりあえず、危篤ではなかった

しかし、主治医の説明によると

-腹水がたまっている

-胆汁がつまっている

-黄疸がでている

 

もう、末期の症状で

余命1か月らしい

 

胆管ががんで圧迫され、胆汁の流れが悪くなっている

胆道ドレナージを行うかどうかの意思確認だった

内視鏡でするそうだが、パピィは胃潰瘍の手術をしているので高リスク

もしかしたら、処置中ダメになるか意識が戻らないかも、と

処置をするなら、木曜日

その回答が、今日16時までとのこと

 

ママ吉は、コドモ2人の意見も聞きたいと

ぴょことオトウト吉に連絡をしてきたのだった

 

ぴょこは・・・

-余命1か月でそのリスクをとらなくてもいいのでは

-サイゴまで、会話ができるようにしたい

-ゴール間近の案件、パピィが亡くなると煩雑化する

 それは、パピィが最も気にかけていること

 

もう、全身にがんの影響が及んだ今は

積極的治療をする段階ではないと思う

 

ママ吉も同意した

結局、オトウト吉も同じ回答だったそうだ

f:id:tsurezure4:20190604235319j:plain

暗く、重い夕暮れ

すい臓がん告知の時は、真冬の夜だった

春が過ぎ、夏を迎えようとしているけれど

もう一緒に

秋も冬も

誕生日もお花見も結婚記念日も・・・

迎えることができないのか

 

それどころか

生きて自分の家に帰れないのか

 

出社したものの

とんぼ返りで午前中に帰宅したオトウト吉が言った

「パピィがさ、電話で

『リハビリやるみたいだから、リハビリシューズとパジャマ持ってきて』だって」

えっ?!

リハビリしたら、帰れると思っているのかな

パピィは、残された時間があと1か月とは知らない

 

でも、体感的にジブンで分かっていると思う

土曜夜、脱衣所で力なくヘタりこみ

かすれ声でこう言っていた

「あと、もうちょっと頑張らないと

 案件がまとまるまでは死ねない」