自然な笑顔が決め手
結構、好評だったパピィの遺影
好評ってのも変なハナシだけど
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すい臓がんと宣告された今年1月
写真探しが始まった
遺影写真に関しては
別にお役所の申請用写真じゃないから
-直近3カ月以内撮影
-背景なし
-単独撮影
-無帽
んな縛りもなく自由
なんなら、5年10年前の本人が気に入った写真でもいいらしい👍
でも
でも・・・
ないんだなーまともなパピィの写真
スマホのアルバム見てもほとんど登場せず
半ば冗談・半ば本気で遺影撮影を開始
ちょっと高級な鰻屋さんでパチリ
ちょっと大人なお蕎麦屋さんでパチリ
よそ行きの服装しとるし
髪もキレイにセットしとるし
外出時は絶好の撮影チャンスだった
「遺影写真撮るよーこっち見て」📸
パピィは遺影というコトバを全く気にせず
カメラ目線をくれる👀
でも
こんなコトできたの
末期でもソコソコ元気なトキだけだった
ホントのデブにデブと言えないみたいに
ホントの終末期に、んなこと言えんもんなぁ
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いくつかの候補写真
選考委員長ママ吉により選ばれたのは
4月のお花見写真🌸
決めてになったのは
”自然でやさしい笑顔”
-療養中だけれどいい笑顔
-エピソードを語れる写真
ってのも良かったかな
「え、今年のお花見ですか」
参列者の方は驚いていた
また、”桜”が日本人にとって心にズンとくるみたいで
花見弁当をひろげ
ママ吉の横でパピィが膝屈みになったところをパチリ
「姿勢をまっすぐに加工しますか?」
「喪服に加工しますか?」
葬儀屋さんにそう問われたが断ると
「今は、自然なお姿の写真も多いですよ」と
背景のみ”桜と青空”に変えてもらった
襟の乱れとかも修正できるらしい
ま、今は一般人でもアプリで加工できちゃうもんな
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加工で思いだすのは
20年前のパピィ父=じぃじの遺影写真
顔以外加工加工で
慰安旅行の宴会写真
①のぞき込んだじぃじの首をまっすぐ
②はだけ気味の浴衣を喪服にお着替え
結果
アタマの大きさの割に肩幅狭く
首すげ替え人形みたいになった
でも、満面の笑顔が好評でさ
「おじい様は玄人さんですか?」
噺家さんか何かに間違われた(笑)
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そうそう
結局、遺影写真用と撮ったものは軒並みボツになりやした
”表情がカタイ”
”パピィらしくない”
ママ吉によりバッサリ
ムズカシイですな
とにかく、数多く撮るのみってカンジかな
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出棺のときぴょこが抱えもった大きな遺影写真
今、リビングに鎮座しとりやす
ちょうどパピィが座っていた椅子の後ろにあたり
違和感なし
パピィ、時々話しかけられておりやす
ママ吉に怒られてもおりやす
「からかう相手がいなくて退屈じゃない」
「パピィのおかげでやることいっぱい」
「死ぬのが早い!」・・・と
(#`Д´)ノノ パピィ!