❤乳がん4ママ+膵がん3パパとのつれづれ日記❤

~乳がん骨肺肝転移の母と膵がん治療不可父とヨガ好きアラフォーぴょこ~2019年1月より両親ともがんに・・・

【すい臓がん】本人告知へ至るまで

術前or術後 主治医も悩んだ

  

先週金曜日に【内腸骨動脈瘤手術】目的で入院

24時間救急の病院なので、週末も術前検査

月曜日には、今回の入院目的の病気を上回る病気が見つかった

 

すい臓がん ステージ3

        ✿

【月曜日:ママ吉のみ告知】

当初、ママ吉とパピィふたりでハナシを聞く予定だった

しかし、主治医の判断でママ吉だけ呼ばれた

「すい臓がん告知について」

本人へ告知するか

いつ言うか

家族の意向をきくためだ

ママ吉は10年前から乳がんを患い、現在転移がある事を話した

初発時も転移時も、ママ吉は主治医からその場で告知を受けた

初発時は最初にかかったクリニックの時点で、”乳がん確定あること”を告げられた

どちらもさらりはっきり

 

最近は、さらりと本人へ告知するものだと思ったし

何より、だんだん病状が悪化したら本人が気づくだろう

治療内容で察するだろう

よって「告知はする」

 

いつ言うか

内腸骨動脈瘤の手術をすれば息切れも軽快するかも

パピィは、はりきって手術に備えてる

よって「術後体力が戻ったら」

 

ママ吉のみハナシを聞いて、病室に戻るとパピィが言った

「あれぇ?ママ吉だけか?オレ、呼ばれなかったぞ」

ちょっといぶかしげだったらしい

適当に言い訳をしたら、納得したらしく・・・

素直単純な性格良かった(o´Д`)=з

 

ここまでが月曜日のハナシ

            

火曜朝、病院から電話かかってきた

「今日、いつでもいいので来てほしい」

イヤな予感しかしない(;°;ω;°;)

でも、なるようにしかならない

 

【火曜日①:悩む主治医 ママ吉と相談】

「やはり手術前に話した方がいいのでは」

主治医は大学卒業して6年ほど

昨日の話し合いの後も告知について考え、ベテランドクターに相談したらしい

 

”破裂寸前の内腸骨動脈瘤と手術不能のすい臓がん”

 

がんが分かった時点で、患者の状況が変わることもある

早かれ遅かれ死ぬなら、動脈瘤の手術をしたくない患者もいる

パピィは未だ会社員として社会生活を送っているし、いろいろ考えなくてはいけないことがあるかもしれない、と

 

もしかしたら、患者に訴えられるリスク回避なのかもしれない

でも、主治医にとっては、たくさん受け持っている患者のひとり 

話し合いのあとにも考えてくれていた主治医にママ吉は感謝した

そして、術前に話すことに賛成した

 

【火曜日②:パピィへ告知】

次にママ吉が来るのは手術日

そのはずが、2日連続でママ吉が来たことにパピィは驚いた

もしかしたら、この時点でなにか察したかもしれない

 

パピィはママ吉と、心臓血管外科の主治医と消化器科の先生の説明を聞いた

主治医の手術のハナシのあと、告知の場面になった

「すい臓がん ステージ3」

パピィは驚いてなかったらしい

パピィは世間に疎い

すい臓がんがどんな病気か

短い闘病生活の結果、亡くなった有名人がたくさんいることも知らない様子

「手術すれば治るのかな」

・・・そう言うと思った

今まで罹った胃潰瘍、大動脈瘤

切れば治っていた

「手術にパピィさんの心臓が持ちません」

消化器科医は婉曲的にそう言ったが、そもそもがんが手術できる状態じゃない

今回は深刻な状況には深く触れず、告知に焦点を絞った

「アハハ、なんだー

ママ吉とおんなじになっちゃったなー」

パピィは笑って、その場をやり過ごした

            ✿

翌日の朝、家族LINEにいつも通りの体調報告がきた

体重、血圧、体温、本日の予定

いつもは、あっそって感じだったがこの時はちょっと安心した

なんとか平常心でやっとるかなと

ん?

体重 512.7k

・・・やっぱり、動揺しとるみたい(=ω=。)

この日以降、家族はパピィの投稿へ返事をするようになった

イッソウやさしくなったことに気づいとるんかなー

どうかなー

 

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 パピィ読むかな・・・

活字は新聞以外読まんもんな