術前or術後 主治医も悩んだ
先週金曜日に【内腸骨動脈瘤手術】目的で入院
24時間救急の病院なので、週末も術前検査
月曜日には、今回の入院目的の病気を上回る病気が見つかった
すい臓がん ステージ3
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【月曜日:ママ吉のみ告知】
当初、ママ吉とパピィふたりでハナシを聞く予定だった
しかし、主治医の判断でママ吉だけ呼ばれた
「すい臓がん告知について」
●本人へ告知するか
●いつ言うか
家族の意向をきくためだ
ママ吉は10年前から乳がんを患い、現在転移がある事を話した
初発時も転移時も、ママ吉は主治医からその場で告知を受けた
初発時は最初にかかったクリニックの時点で、”乳がん確定あること”を告げられた
どちらもさらりとはっきりと
最近は、さらりと本人へ告知するものだと思ったし
何より、だんだん病状が悪化したら本人が気づくだろう
治療内容で察するだろう
よって「告知はする」
いつ言うか
内腸骨動脈瘤の手術をすれば息切れも軽快するかも
パピィは、はりきって手術に備えてる
よって「術後体力が戻ったら」
ママ吉のみハナシを聞いて、病室に戻るとパピィが言った
「あれぇ?ママ吉だけか?オレ、呼ばれなかったぞ」
ちょっといぶかしげだったらしい
適当に言い訳をしたら、納得したらしく・・・
素直で単純な性格で良かった(o´Д`)=з
ここまでが月曜日のハナシ
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火曜朝、病院から電話かかってきた
「今日、いつでもいいので来てほしい」
イヤな予感しかしない(;°;ω;°;)
でも、なるようにしかならない
【火曜日①:悩む主治医 ママ吉と相談】
「やはり手術前に話した方がいいのでは」
主治医は大学卒業して6年ほど
昨日の話し合いの後も告知について考え、ベテランドクターに相談したらしい
がんが分かった時点で、患者の状況が変わることもある
早かれ遅かれ死ぬなら、動脈瘤の手術をしたくない患者もいる
パピィは未だ会社員として社会生活を送っているし、いろいろ考えなくてはいけないことがあるかもしれない、と
もしかしたら、患者に訴えられるリスク回避なのかもしれない
でも、主治医にとっては、たくさん受け持っている患者のひとり
話し合いのあとにも考えてくれていた主治医にママ吉は感謝した
そして、術前に話すことに賛成した
【火曜日②:パピィへ告知】
次にママ吉が来るのは手術日
そのはずが、2日連続でママ吉が来たことにパピィは驚いた
もしかしたら、この時点でなにか察したかもしれない
パピィはママ吉と、心臓血管外科の主治医と消化器科の先生の説明を聞いた
主治医の手術のハナシのあと、告知の場面になった
「すい臓がん ステージ3」
パピィは驚いてなかったらしい
パピィは世間に疎い
すい臓がんがどんな病気か
短い闘病生活の結果、亡くなった有名人がたくさんいることも知らない様子
「手術すれば治るのかな」
・・・そう言うと思った
切れば治っていた
「手術にパピィさんの心臓が持ちません」
消化器科医は婉曲的にそう言ったが、そもそもがんが手術できる状態じゃない
今回は深刻な状況には深く触れず、告知に焦点を絞った
「アハハ、なんだー
ママ吉とおんなじになっちゃったなー」
パピィは笑って、その場をやり過ごした
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翌日の朝、家族LINEにいつも通りの体調報告がきた
体重、血圧、体温、本日の予定
いつもは、あっそって感じだったがこの時はちょっと安心した
なんとか平常心でやっとるかなと
ん?
体重 512.7k
・・・やっぱり、動揺しとるみたい(=ω=。)
この日以降、家族はパピィの投稿へ返事をするようになった
イッソウやさしくなったことに気づいとるんかなー
どうかなー
がんを告知されたら読む本 |
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パピィ読むかな・・・
活字は新聞以外読まんもんな