土曜日
最寄りの郵便局の一般窓口は15:00に閉まる
都心で買い物を済ませたぴょこ
時刻を確認しようと
トレンチコートを軽く腕まくりした
ない
時計がない
電車に乗る前、時間を確認するために見たと思うけど
「時計がない」
帰りを待つ、心配性のママ吉に短くLINEを打つと
今来た道を辿りながら駅へ戻った
「どんな時計ですか?」
-えっと、ゴールドの時計で・・・
駅窓口にて駅員さんに聞かれたが
咄嗟にうまく表現できぬものだな
乗ってた車両も2両目だと思っていたが1両目だった
乗った電車が終点に着いたら
その駅の駅員さんが確認してくれるとのコト
到着まで時間があるので簡単な書類を書いて帰宅した
夕方、駅に問い合わせたが
時計は見つからなかった
座席や床を見て回ったくださったそう
・・・かたじけない
「車庫で点検した時に出てくることもあります
回収された落とし物は翌日昼過ぎに分かるようになるので
また、問い合わせて頂ければ」
ご親切にそう言ってくださった
が、翌日も出てこなかった
数駅しか乗らなかったケド
別路線の遺失物センターにも二日間電話してみた
1日目の方は割と事務的だったが
2日目の方は検索した後
感情のこもった申し訳なさそうなカンジで
時計自体の届け出がない旨を伝えてくださった
もしかしたら演技かもしれぬが
気持ちに寄り添ってくれたような気がして
なんかぴょこも吹っ切れてきた
ダメもとで買い物したデパートも問い合わせてみたが
「時計自体の届け出がございません」とのコト
とほほ(;''∀'')
鉄道もデパートも
もし届けられた場合
3~5日程度そこで保管して
最終的には警視庁の遺失物センターへ行くらしい
やっぱ警察に届け出だすか
交番や警察署で書式がもらえるケド
をダウンロードして書き込んでいった
コロナだから滞在時間短い方がいいだろうし
咄嗟に漢字が出てこなくて
スマホで調べてるの見られたら恥ずかしいし(笑)
”物品の特徴(形状・模様・品質等)”か・・・
箇条書きで表現できるだけ書いたケド
伝わるかなと不安に思っていたら
記載要領にこう書いてあった
特殊なものは絵図で表すなど詳細に記載してください
空きスペースに図を描き加えた(笑)
こんな風に色も付けたかったケド
規定に添わないとかではじかれたら困るし・・・
そして、紛失から2日後に交番へ遺失届出書を提出し
”遺失届受理番号”が割り当てられた
見つかった場合は警察から連絡が入るが
この受理番号で管轄の署に問い合わせもできるそうだ
ただ、日々の落とし物の数が膨大らしく
データベース化されるまで時間がかかるらしい💦
⌚ ⌚ ⌚
「ぴょこちゃんの身代わりになったと思ってあきらめなよ」
ママ吉にはそう言われている
約25年前の古い時計
大学合格祝いに父パピィが買ってくれたもの
物の価値はほぼないかもしれないが
珍しく二人で新宿へ買いに行った思い出が詰まった品
どなたか親切な方に拾って頂き
晴れて遺失物センターで再会できればいいのだが
ムリかもしれないとも思っている
問い合わせたり届け出だしたりの過程は
探しているようで
実は諦める準備をしているのかもしれないなと思う