❤乳がん4ママ+膵がん3パパとのつれづれ日記❤

~乳がん骨肺肝転移の母と膵がん治療不可父とヨガ好きアラフォーぴょこ~2019年1月より両親ともがんに・・・

安らかに みーちゃんパパ

肺がんと闘うこと 6か月

 

20年来の友だちで

ステージ4の親をもつアラフォーコドモの会(在籍2名)の

みーちゃんのパパが2月末に亡くなった

www.tsurezure4.tokyo

 

みーちゃんパパは、昨年8月に肺がんと診断

受診時には咳、息切れなどの症状がすでに出ていた

そして骨転移発覚

本人の強い希望もあり

痩せ細ったカラダで放射線抗がん剤治療に耐えてきたが

今年1月中旬、主治医から余命宣告を受けた

ココまでは、みーちゃんとやり取りをしていたが

ぴょこもパパ吉の内腸骨動脈瘤手術

そして、すい臓がん発覚とバタバタ&ヨレヨレに

今日、やっと時間がとれてキャッチアップできた

 

みーちゃんもぴょこも年明けから

いや去年から

いやいや10年前から

それぞれツラく厳しい現実と向き合ってきていた

 

みーちゃんは、ぴょこの1コ下だけど・・・

早くも両親ともがんで亡くしてしまった

「ジブンも若くて動けたし

見送った今、ちょっとホッとしている」

 

そうか・・・

 

10連休 第2日目

日曜昼のファミレスの隅っこの席

みーちゃんは、ママ吉がぴょこに渡したクーポン券に目を落としてそう言った

* * * * * * * * * * *

両親を看取ったみーちゃん先輩

教えてほしいことがモロモロ イロイロ

 

-余命宣告って・・・3か月とかそういうカンジで言われるの?

「んー、父はね『今年の桜は厳しいかな』ってやんわり言われた

ワタシもウスウス分かってたけど、言われるとやっぱりかと」

 

-やっぱり、がんってサイゴは痛みとの闘いなのかな・・・?

「右肺下葉が原発らしいんだけど、ソコが一番痛んだみたいで

起き上がったり、カラダ動かしたらスゴイ痛がってた

ま、肺門や縦隔やいろんなところにがんはあったし

骨にも転移してたけどね・・・」

「一般的にオトコのヒトの方が痛みに弱いみたい

主治医(女性)もそこまで痛みでるかなーとは言っていたけど」

 

-でも、痛いものは痛いんじゃない?

「ね。でもお母さん(卵巣がん乳がん転移)は家族に言わなかったな

カルテには痛みの記載があったけれどね・・・」

「で、いよいよ、痛みもひどくなってさ

一般病棟での疼痛コントロールは限界だと思って

ホスピス緩和ケアがある病院を探したの」

 

-余命3ヶ月とか条件はあるの?

「結局、家族の交通便とか考えて緩和ケア病棟のある病院にした

そこは、予後条件は別になかったね

疼痛コントロールで長く療養できることもあるし

ただ、本人病状理解し、希望しているかどうか

本人が具体的な予後について知っているかは問われなかった

病院によるかもだけれどね」

「初めに、面談があるんだけど5,000円かかった」

「で、待ちがすごいのよ

待ってる間にダメになるかと思ったぐらい」

 

-早めにあたりつけといた方がいいのかな

「見学とか行ってもいいかもね

まぁ、本人の希望がないとだけど」

「結局、状況を考慮してもらえて

そこの一般病棟で待機して、空き次第緩和ケア病棟へ移った

でも、緩和ケア専門の医師やスタッフが診てくれたから

痛みコントロールできてよかったよ」

 

-やっぱり、サイゴは腹水や胸水が貯まって抜くの?

「そうだね、でも抜いてもまたすぐ貯まる

緩和ケアへいくのに注意しなきゃいけないのは

積極的な治療はそこではしてもらえないことだよ

苦痛を取り除くことはしてもらえるけれど

だから、アレコレいろいろ処置して欲しいなら向かないね」

 

-医療費アレコレかかるの?

医療保険・高額療養もきくから、フツ―の入院費と変わらん

個室代とかかかる部屋はその費用ね」

「そこは社会福祉法人だったから、例えば低収入とか

長期療養で支払いが厳しくなったら、負担の軽減とか相談できるみたいだった

療養期間が長いと、費用が嵩んで心配になるよね」

 

-24時間面会可能?

「家族は可能 ペットも大丈夫だった

個室ならベッドの上にも上がらせて良かったんだよ

二人部屋とかなら、面談室とかで会えるみたい」

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結局、みーちゃんパパは転院して1週間で亡くなった

一般病棟経由し、緩和ケア病棟へ移って3日目のコト

 

いよいよ危篤といわれ

家族、そして愛犬ぽんちゃんが病室に集まった

みーちゃんママが亡くなり寂しくなって飼い始めたぽんちゃん

みーちゃんパパにとって2代目のシーズー

8年ずっと一緒だったパパとぽんちゃん

ぽんちゃんが病室へ入ると

パパはサイゴの力を振りしぼって上半身を起こそうとした

それには、看護師さんも驚いたらしい

もう、話すこともできなくなっていたというのに

 

15:00から、亡くなる23:00まで

 ぽんちゃんは片時も離れず

一睡もせず

パパのいろんなところをぺろぺろ舐めたらしい

 

痛みや苦痛から自由になり

愛息・愛娘、愛犬に見守られ

安らかに旅立ったみーちゃんパパ

 

ジブンの家族の映像も浮かんでしまって

しんみりとしてしまった

 

みーちゃんパパ

みーちゃん

よく頑張ったね

お疲れさま